アジアンバンクキャピタルトラストは怪しいという情報を頂いたので公表します。(ここから)
私の知人がアメリカの投資詐欺?に騙されそうになっており、巷でも話題になっていましたので、私が調べた情報を共有させていただきます。
ASIAN BANK & CAPITAL TRUST
(アジアンバンク アンド キャピタルトラスト)
https://asianbankandcapitaltrust.com/
(企業情報)
Company Number
EXTUID_4227765
Native Company Number
T00006119287
Status
Active
Incorporation Date
27 November 2018 (over 1 year ago)
Company Type
Statutory Trust
Jurisdiction
District of Columbia (US)
Registered Address
SCHENKKADE 50, The Hague, 2595 AR, NLD
Agent Name
REGISTERED AGENTS INC
Agent Address
1717 N STREET NW, SUITE 1, Washington, District of Columbia, 20036
Directors / Officers
REGISTERED AGENTS INC, agent
Rackley, Mark, governor
U.S. FinanceCorp & Capital Trust, executingofficer
U.S. FinanceCorp & Capital Trust, organizer
Registry Page
https://corponline.dcra.dc.gov/Account.aspx/LogOn?ReturnUrl=%2fBizEnt
まず、このアメリカの事業体の企業情報を確認すると、「Company Type」は「Statutory Trust」となっていますので、信託銀行ではなく信託組合となります。
この事業体は、日本円で30万円もあれば、資本金0円で誰でも設立可能なものです。
そして、お金を扱う(入出金がある)以上、アメリカの厳しい連邦銀行法が適応されます。
ちなみに「Statutory Trust」とは、金融用語で国内法定信託UBOのことです。
UBOとは、法人化されていない組合などの事業体のことで、信託投資対象がアメリカ国内であるとされています。
一方、信託投資対象が海外の場合、「Foreign Statutory Trust」で登記する必要があります。
SWIFTコードについては、銀行ではないため取得不可能です。
登記されている場所は、アメリカのWashington DC。
(正式名称:District of Columbia)
この事業体のHPでは、アメリカは最大のオフショアと記載がありますが、所得に対して連邦税が一律21%課せられます。
他に州税が課されますが、51州のうち7州(Alaska, Florida, Nevada, South Dakota, Texas, Washington, Wyoming)は、特区として州税が免除になっています。
上記はあくまでアメリカの居住者に対して課される税金であり、日本に居住している人は、日本で税金を納める必要がありますし、アメリカはCRSの加盟国ではありませんが、課税逃れのためにアメリカ国内に資産を移すことに対しては、最高で懲役30年という非常に厳しい罰則を設けています。
実際にCRS対策コンサルタントが、アメリカに資産を移すことに対して警鐘を鳴らしています。
事業体の登録住所は、SCHENKKADE 50, The Hague, 2595 AR, NLD。
同じ住所に多くの企業などが登録されていることから、オランダのレンタルオフィスと確認できます。
サービスの拡販にマルチを採用していますので、日本でサービスの拡販を行う場合、特定商取引法の連鎖販売取引に該当します。
現在はマルチがメインで、お金だけが動いているので、マネーゲーム化しています。
3万口までの代理店募集を行っており、内訳は、マルチ会員の費用として、(アカウントを管理しているサポート会社に支払う費用)
・開設サポート料 $3,000
(現在キャンペーン中につき$2,650になっています)
・更新料 400$/年
・特典 紹介料と年に一度支払う更新料や為替手数料、送金手数料などで発生した利益が分配されるようです。
非マルチ会員の費用としては、
・開設サポート料 $1,500
・更新料 $200/年
となっています。
金融庁からの警告
最近、銀行ではない業者が、外国に実在する銀行名が記載されたパンフレット等を使って、日本に居ながら高金利の預金口座を開設できるなどと勧誘する事例が見られます。
しかし、日本に居ながらにして、日本に拠点のない外国の銀行の預金口座を開設したり、預金をしたりするには、「外国銀行代理銀行」として認可を受けた銀行で手続をする必要があります。
従って、上記事例のような業者の場合、手数料や預金口座の開設資金を騙し取る詐欺である可能性が極めて高いと考えられますので、くれぐれもご注意ください。
なお、預金の受入れ等を行える金融機関等については、「免許・認可・登録等を受けている業者一覧」でご確認ください。この一覧には、「外国銀行代理銀行」も掲載されているほか、預金取扱等金融機関(銀行、信用金庫、信用組合など)、銀行等代理業者も確認できます。
以上のことから、HPの記載事項には多数虚偽が含まれていることが確認できましたので、誘引されないよう警戒が必要です。
私の知人は返金手続き中ですが、海外ということもあり難航しています。
もし良ければ、調べていただきたいと思います。
(ここまで)
新手のマルチだと思います。
マルチなら、紹介者に責任を問う事ができます。
海外にあるとされるこのアジアンバンクアンドキャピタルトラストに返金を求めるより、
日本にいるその紹介者に責任を問う方が早いかもしれません。
金融庁にも相談しましょう。
この種の投資話は全て詐欺だとみなした方が良いです。
ASIAN BANK & CAPITAL TRUST(アジアンバンク アンド キャピタルトラスト)についてはまだ情報が足りないので、進展有り次第追記していきたいと思います。
アジアンバンクキャピタルトラストの口コミ
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