斉藤学がfxについて解説しているブログや本は読む価値はありますか？というご質問を頂きました。本稿では斉藤学のfxについて私見を述べていきます。斉藤学の評判や口コミを探していた方にとって本記事がお役に立てれば幸いです。
コロナ不況で、情報商材が花盛りである。もっとも褒められたものではないわけであるが。しかし、コロナ禍よりもずっと前から、副業的に金を稼ぐための方法として手を出す人が多かったものがある。そう、ＦＸ投資だ。2000年代の後半あたりで大ブームになったFXは、それこそ定年退職したサラリーマンから主婦まで、手を出す人は幅広くそしてその値動きの激しさから、ギャンブル的な色彩が非常に強く、儲かる時は派手に儲かるのでマスコミが面白がって取り上げたせいもあり、あっという間に広まった。主婦が副業で億り人、というキャッチ―な話もたくさんあったので後に続けと多くの人がはまっていった。FX投資の解説書や指南書は、書店に行ってみればわかるように、書架がまるまるFXのコーナになるくらい本で溢れかえっている。それだけＦＸは市民権を得ているように思える。
そして、この手の話につきものなのが「必勝法」とか「自動化」だ。そう言う話を書籍化する人はまずもってFX（だけに限らないが）で大きく儲けた、と自称する人だ。自称と言ったのは、本当に儲けているのかはわからないからだ。実際に着金した口座の通帳など誰が確認したのか、と思う。そして、その手のＦＸトレーディングで独自の必勝法を書籍化している人がいる。斉藤学だ。斉藤学は自分のトレーディング法を「マナブ式」と言って推奨している。しかし、この人の発信する発言を見てみると、なんと言うか、資質自体に？を打ちたくなってしまうのだ。例えば先日のドル円レートの円安進行などは「買いシグナルが発生・小幅調整後、再度買いシグナルが出ました。一時150.48円と年初来高値を更新しており、上値追い継続と見ます」（氏のツイッターより引用）とツイートしたがその直後にいきなり５円円高になった。何人か他の投資家を見てみると、あの局面で「買いを推奨」していた投資家など見かけなかった。
この人の相場観は、単に、目の前の事象を言葉にしているに過ぎない。天気予報士は、今の天気がどうなのかを説明しても意味がない。今の雨降りは、誰だって見ればわかるわけで、明日はどうなのか、今週はどうなのか、知りたい所は先の話だろう。しかし斎藤氏はレートが上がった、下がった、だから買いだ売りだと言っているだけに過ぎない。つまりは、物言いがすべて「素人」なのだ。もしかしたら本当にＦＸで儲けたのだろう。しかしラッキーパンチが当たったに過ぎないのではないだろうか。実際、斉藤学の本のレビューはどれも酷評ばかり。たまたま儲かった経験を、マネタイズしているだけに過ぎないのではなかろうか。
斉藤学だけに限らない。FXは、専門家でも勝った負けたが激しい。つまり、大きく勝つにはそれだけ大きく負けても潰れないだけのタネ銭が必要だ。馬券や宝くじを買ってみよう、と言うような感覚で始めるととんでもない火傷をすることをする。そう言った性質のＦＸ投資を、あたかも必勝法を使えば儲かると吹聴している斉藤学の言動は実に罪深いと思う。そもそもＦＸに限らず、資産投資に必勝法などはない。それなりにリスキーであることを自覚しないと、身の破滅を招いてしまうので、ご注意を。
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