心屋仁之助の「心屋リセットカウンセリング」をご存知でしょうか?
「性格リフォーム心理カウンセラー」であった(後述)心屋仁之助が提唱したカウンセリングで、「言ってみる」ことで、自分自身の知らなかった本心に気づき、さらに、その「呪縛」「禁止」「制限」を解いていく」(ホームページより)ものだそうです。
これによると、「心理学で言うところの「インナーチャイルド」や「セルフイメージ」の概念を使って「言葉を声に出して言ってみる」という、今までにないアクティブで体験型の手法を用いて」とあります。
インナーチャイルドというのは簡単に言えば「傷ついた子供の心」もっと言えば「幼少時のトラウマ」です。
アダルトチルドレンに似ていますが、インナーチャイルドはもう少し概念が緩く「幼少時に傷ついた出来事」なのです。
例えば親から過度な期待をかけ続けられた(エクステクペーション)、いい大学に行っていい会社に就職するのが幸せだと過度に教え込まれた(アビアランス)、といったものが大人になっても思考回路の根底にあるために悩み苦しむから向き合おうというものがインナーチャイルドを利用したカウンセリングだそうです。
言っていること自体は確かに「もっともかもしれない」とは思いますが、かと言って「何でもかんでも幼少時のインナーチャイルドに原因を求めるのはどうだろうか」という意見もあります。
確かに幼少時であれば親や身の回りの人の言うことを聞くしか選択肢がないというのはありますが、しかしながら大人になってもソレに縛られ続けるというのも変な話だ、というわけですね。
ここは人間の心理に踏み込む話なので、一概に全面肯定も完全な否定も出来ませんが「三つ子の魂百まで」ということわざもありますので、その「三つ子の魂」に向き合うこと自体は悪くないのではないと思う一方、似たような療法であるヒプノセラピー(催眠療法)によって「存在しない過去の虐待を思い出してしまう」といった話もあるため、インナーチャイルドで向き合った「三つ子の魂」が本当に「過去にあった出来事なのか」というのは極めて難しい話なのです。
さて、話を心屋仁之助に戻しますが現在彼はカウンセラーとして活動していません。現在の彼は「JIN佐伯仁志」として音楽活動を展開しており、心屋リセットカウンセリングやオフィシャルブログの更新については彼の認定を受けた講師たちが担っているそうです。
悠々自適な生活を送っているようですが、それは運よくテレビ番組に出演できて話題性から本が売れたり講演会を多数開催したからだと思われます。
こういう話を聞くと「カウンセラーって儲かるんだなあ、自分もカウンセラーになってみようかな」と考える人もいらっしゃるかもしれませんが、テレビ番組などの影響力も減少しつつある昨今、心屋仁之助と同じルートを歩むのは難しいと思います。
カウンセラーというのは一回なんか凄そうなことを言ったらおしまい、ではなく継続して人の悩みに向き合うべきではないかと思います。
心屋仁之助のように「儲かったから今度は自分のやりたいことをやる」というのはいささか無責任な気もします。
料金と費用
最後になりましたが、心屋リセットカウンセリングマスターコースの講座に参加するための料金や費用としては約65万円かかるようです。料金を支払う意義があるかどうかといえば、ないと言わざるを得ないのではないでしょうか。慎重に検討した方が良い印象です。
心屋リセットカウンセリングマスター認定講座の口コミ
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