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インターネットを通じて、「一緒に会社を起こそう」や、「自分の会社の社外取締役にならないか」、という口実で言葉巧みに騙す手口は横行していると思います。
このような人たちにお金を渡してしまい、トラブルに遭ってしまい、大切な財産だけでなく、あなたの貴重な時間までも浪費して欲しくありません。
今回は特定の個人というわけではなく、一般論として書きます。
このように騙すつもりがある人たちはお金さえ取れれば、相手は誰でもいいと思っています。地方に住んでいたり、自分の生活圏から離れていればいるほど好都合なことが多いです。だいたい最初は君には能力がある、とか会社経営に向いているね、のようにその気にさせてきます。
起業家への憧れがある、事業を起こしたいなどの若くて、行動力がある人や、楽してお金を稼ぎたいと思っている人、また借金があって困っている人などは慎重に判断できず、このような相手を信じてお金を渡してしまう傾向にあると思います。相手もプロですから、こいつからは取れると思われたら、言葉巧みにお金だけを騙し取ります。
こうしたケースでは、会社設立や経営、事業への出資という性質上、数百万単位の資金を狙われやすいです。もちろん全てのケースが詐欺とは言わないですが、怪しいものがほとんどではないでしょうか。詐欺でなければ、あとは実力不足でいつまで経っても起業まで行き着けないケースです。素性も何も知らない者同士が集まってうまくいくケースはほぼないかもしれません。それくらいだと思っていいです。
インターネットにそのような出会いを求めず、起業したいのならば、自分の周りの経営者に相談してみたり、セミナーに参加して人脈を広げなどから始め、本当に信頼できる人と覚悟を決めた上で始める事の方が成功確率は高いと思います。
ですから、インターネットを通じた出会いからの起業はまず疑ってかかりましょう。まだお互いが信用関係を築けてないにも関わらず、何百万円もの大金を請求されたならば、ほぼ間違いなく詐欺だと思っていいと思います。
そして、お金を渡す前に、まずはその相手のことを徹底的に調べましょう。
契約書と見せかけて、それに準じた書式を準備し、仮に契約したからとしても、それに効力はありません。少なくとも登記謄本くらいは確認しなくてはいけません。
一度や二度、直接会って話をしたくらいで簡単に返事をしてはいけません。手渡しは絶対に行けません。記録に残しましょう。
このような手口では、最初は本当に起業、事業をしているかのように見せかけ信用させます。信用を得て、お金が受け取ったならば用無しです。後で返金するとか、言うのもほぼ間違いなく嘘です。常套手段です。
私がこの経験を通して学んだ一番のことは次のことです。
起業へ参画する前に会社経営や社外取締役について勉強しましょう。本質を知らず、相手に教えてもらいながら、起業できるなんていうのは甘すぎます。
そんな勉強もできない、しないのに会社経営や社外取締役になるべきではありません。
これ以上、同様な手口で被害者が増えないように祈っています。
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情報提供ありがとうございます。
起業詐欺・セミナー詐欺がとても多いです。
どうかきを