日本統合医学協会をご存知でしょうか。一般社団法人の日本統合医療学会とは異なる、特定非営利活動法人です。
掲げている理念としては「メディカルアロマなどの代替医療であり、代替医療で西洋医学を補完する「統合医療」を推進する」といった感じで一見すると素晴らしい気もしますが、実態はどのようなものかと調べてみると
口コミで「彼らの認定するメディカルアロマのオンライン資格を取得しても仕事なんてまったく来ない、それなのに年会費だけはしっかりと徴収する」といった感じの低評価が並んでいます。
「精油・教材購入」のページがしっかりしているのも、かえって「資格と教材だけ買わせる」のだけが目的ではないかとすら思えてきてしまいます。
（https://www.medical-aroma.jp/members/?cat=6）
消耗品ということもあってか、そんなにひどく暴利な価格ではないようですが一方で同様の価格で同じくらいの容量のアロマオイルがアマゾンなり楽天でも普通に購入できます。
日本統合医学協会を通じて購入する理由には欠けるところがある、と私は考えます。
ざっとサイトを見て回った感想ですが、既に何らかの形で医学なり何なりの仕事をしている人が、もう少し何か患者さんのためになることをしたいと考えて勉強し資格を取得するなら、そんなに害にはならないとは思います。
あからさまに人体に悪影響を及ぼすようなことを推進しているわけではないですからね。
しかしまったくの素人がココで資格を取得したからといって仕事が来るとか斡旋してもらえるとか、そういう話もなさそうです。
あくまで既に医療やケアの分野に携わっている人が、教養を深めて知識を得るためのところではないでしょうか。
そう考えると、日本統合医学協会で取得できる資格をもって儲けようとかいう考えは捨てた方がいいでしょう。
どう見ても、そういうところではないようです。
代替医療で西洋医学を補完するというのは近年非常に注目を集めており、冒頭で述べた一般社団法人の日本統合医療学会もそういう団体です。
昔はこの手の団体も「西洋医学は駄目だ！ 我々の推進する医療の方が優れている！」みたいな主張が少なくなかったのに比べればずいぶんと融和路線に傾いたなあというのが個人的な見解です。
西洋医学が患部しか見ない傾向にあるというのは長年の課題でもあるわけですし、そこを補完するという意味ではこういう「統合医療」という概念に向き合うのは大切なことだと思います。
例えば整体でも「痛む部分の筋肉をケアするだけではなく、そこに繋がる別の筋肉もケアすることが大事」と言われているわけですからね。
しかしながら、統合医療で儲けようと思うのも違うことではないでしょうか。あくまでこれらの「統合医療」は西洋医学の補完のようです。補完が主流のものよりも儲かるようでは何かがおかしいのです。
既に西洋医学を学んで活用している人が統合医療も使って患者に向き合うのならともかく、統合医療だけで突き進むのは違和感があるとしか思えません。
薬も過ぎれば毒になるという言葉がありますし、逆に毒とされるものも使い方によっては有益な薬になるわけですから見極めが大事であると考えます。
日本統合医学協会の評判
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団体名称:特定非営利活動法人日本統合医学協会
理事長:太田博史
所在地:東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD.7階
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URL:https://medical-aroma.jp/
