荒木杏奈のアンナアドバイザーズ株式会社(電話番号:03-4405-3655,0344053655)をご存知でしょうか。
海外不動産、それもカンボジアやベトナムのソレを強くオススメしてくる人物ですが、果たしてカンボジアやベトナムの不動産に参入して儲かるものでしょうか。
まず前提として、現在カンボジアやベトナムは経済成長をしているというのがあります。
これは今まで工場が多く立ち並んでいた中国がコロナ禍や景気の失速と言った影響でリスクが目立つようになり、近隣国であるカンボジアやベトナムに工場を移転する企業が増えているというのが背景にあります。
工場を移転し、雇用が発生すればそれに伴う経済効果もあるわけです。そして工場建設やそれに伴う都市開発などもあるわけですから「カンボジアやベトナムの不動産を買うのがオススメ」となるのでしょう。
とはいえメリットだけが存在するわけではありません。
ベトナムはベトナム戦争の負の遺産が未だに残っている部分もありますし、カンボジアに至ってはポル・ポト政権による国家絶滅レベルの痛手から立ち直れてない部分もあるのも事実です。物理的にいえば「地雷」が山のように残っていますね。比喩ではなく本当に兵器としての地雷です。かつてカンボジアを支配していたポル・ポト政権が地雷を愛用し、適切な処理をしないまま崩壊したのもあってカンボジアには多くの地雷が残存しています。内戦終結から２０年以上経過した現在でも、地雷問題はカンボジア復興の妨げとして挙げられるほどです。
ベトナムもカンボジアも凄惨な戦争や内戦の痛手から立ち直りつつありますが、まだ負の遺産も多く残っているわけでカントリーリスクを完全に回避できるかと言われれば難しいところがあるでしょう。
例えばベトナムについては、現在『反腐敗運動』に伴うビジネスリスクが言われています。
国家主席や副首相がパンデミック対策関連の汚職容疑で辞任するほどの激しい運動となっています。
ベトナムの不動産業界では２０２２年初頭から「株価操作を行った」「国有地資産取得に伴って汚職をした」といったことで逮捕者が相次いでいます。著名な不動産開発会社が相次いで摘発され、これにより「クリーン化を進めています」というアピールポイントでもあるのですが、一方で政府機関が捜査対象となりうるプロジェクトの決済を遅らせているためコストが膨らんでいます。このコストのあおりを食らっているのが外国人投資家であるといわれています。
金融・銀行・不動産は反腐敗運動のターゲットにされており、政治的な内輪もめもあってリスクが大きくなっているのが現状です。
一方でカンボジアのリスクとしてはポル・ポト政権による国家絶滅レベルの痛手から立ち直れてないところも挙げられるでしょう。法律家をはじめとするインテリ層を文字通り抹殺し、法律に関する書物や資料も処分されてしまった結果、
カンボジアは近代国家として再生するために文字通りゼロからの再生を余儀なくされたのです。
これらの背景が影響し、不動産に関係する宅地建物取引業法についても、カンボジアでは完全に運用できているとは言い難いと言われています。不動産業を営むためのライセンスは存在していても業者のほとんどがライセンス不所持で営業していた時期もあったそうです。
他にも夜逃げ、賃料不払い、送金問題といった日本の不動産業界とは異なる方向性のトラブルが数多く存在するようです。
このように、新興国への投資は当たればリターンも大きいですがリスクも多いのです。
あなたもリターンだけに目を奪われず、リスクについてもしっかり注意を払ってください。
荒木杏奈の評判
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会社名:アンナアドバイザーズ株式会社
代表取締役:荒木杏奈
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