株式会社ダイナビジョン(電話番号:050-5482-3271,05054823271)の穴口恵子はスピリチュアル系の人物の中では知名度が高い方の人物です。
「無意識領域の奥深くに眠る魂の未知なる才能を開花させ想像以上の現実創造の扉を開く」(原文ママ)と、なんかすごい雰囲気を出すという能力はあるようですね。
ただ、一方でダイナビジョンや穴口恵子で検索してみると「怪しい」とか「詐欺」といった検索候補も出てきます。
プロフィールに「日々の生活のなかで実践するスピリアルライフを通し、誰もが無限の可能性を開き、人生のバランスをとりながら幸せで豊かに生きることを提唱する。古代レムリアの魔法学校の伝承者になり、日本をはじめ、世界中にレムリアの覚醒叡智を広めている」(株式会社ダイナビジョンの穴口恵子プロフィールより、原文ママ)とある人物を、怪しいと思わない方がおかしいですね。
そもそもの話として、レムリアというのは架空の大陸です。まだ大陸移動説が広く受け入れられてなかった頃、キツネザルなどの原猿類の分布がマダガスカルやアフリカ中部、マレー半島やインドネシアといったインド洋を隔てた地域に分布しているという隔離分布に説明をつけるため、イギリスの動物学者が1874年に陸橋説のひとつとして提唱したのがレムリア大陸です。過去にインド洋には大陸が存在し、その大陸においてキツネザルの祖先たちが生きており、やがて沈没したのでマダガスカルやアフリカ中部、マレー半島やインドネシアで生き残った……という仮説のための大陸です。この説は1912年に提唱された大陸移動説によって疑問視されるようになり、当初は陸橋説が優位でしたが1950年代ごろから大陸移動説が優勢となり、1968年のプレートテクトニクス理論の完成によって否定されることになります。これがなぜかオカルトやスピリチュアルの分野においては太平洋上に存在した大陸となっており、そちらの分野におけるレムリアの歴史は1888年に刊行された『シークレット・ドクトリン』(秘密教義)でアトランティスなどと一緒に第四根源人種の霊的進化論として取り上げられているところに由来します。この本は当時鎖国していたチベット仏教のタントラや西洋に伝わっていた断片的な仏教の知識、古代ヒンドゥー教などに影響されつつ作られたもので、オカルト・スピリチュアルの分野において大きな影響を与えた古典です。
でも言ってしまえば、レムリアというのはキツネザル(レムール、Lemur)のことです。私はキツネザルを可愛いと思いますが、現地ではあまり好まれていない側面もあり、特に日本では明るい曲調の童謡で親しまれているアイアイに至ってはマダガスカルにおいて「悪魔の化身」とまで言われて嫌われています。だからこそ「アイアイはお猿さんだよ」って歌が成り立つわけですね。(なお余談ですが、アイアイの作詞者はマダガスカルでのこういう評判をまったく知らず、名前が可愛いという理由で童謡の題材に採用したという経緯があります。だからアイアイは動物図鑑に載ってるような特徴を歌った歌詞になってるわけです)
つまりスピリチュアルの分野で「レムリア」という言葉が出てきたら、それは童謡の『アイアイ』と大して変わらないとも言えるのです。レムリア関係者に大金を払うのであれば、よっぽどお子さんと童謡の『アイアイ』を歌っている方が心身ともに良い影響を与えることでしょう。
穴口恵子が怪しい
最後になりましたが、穴口恵子は、ヒカルランドや並木といった、常に怪しい噂が取り沙汰されている人物たちと関係があるので注意が必要です。また、穴口恵子が主催するセミナーへの参加についても十分にご注意ください。あれよあれよという間に、総額120万円にも及ぶ契約を結ばされる恐れがあるからです。
株式会社ダイナビジョンの評判
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